シネマパパの好き勝手シネマレビュー。

日頃見た映画で「感想が書きたいもの」だけ書いています。

W AVES/ウエイブス・・・賛否両論な映画ってやはり時代の先端なのかも!?

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基本的に映画を見るときになるべく前知識は入れないで見ます。

五本〜十本見て感想を書きたくなるのは一本ほどですが。。

今回は新鮮な感覚を覚えたのが一番でした!

前半はアメリカの典型的な?!ハイスクールのイケてる奴!?タイラーが登場。成績優秀で、レスリング部のエースでもちろん彼女とも良好!

ヒット曲30曲以上が挿入され、マイ・プレイリスト・ムービーとかミュージカルを超えた!なんてコマーシャルがあったようですが、確かに音楽とのマッチングは今まであまり見なかった新鮮なもの。ヒット曲の多くは、彼らの世代のドラマにぴったりくる音楽はこんな曲たちだろうなと思えます。

車のラジオで聴いてる曲が、そのまま次のシーンに音楽と共に流れていくので切れ目のない音たち。

また場面の移り変わりには、画面は感覚的な絵画的な色のハーモニーで埋められていく。

ハンドカメラで360度自由に写されていく画面はiphoneで撮ってるの?というくらいナマっぽい!

でもあくまで映像は美しく構成されていく〜

 

兄が取り返しのつかないことをしてしまい、少年刑務所暮らしとなった後、後半はほとんど妹エミリーのドラマになっていくところも面白いところです。

友達にも後ろ指を刺され、心を閉ざしていた頃に、好意を寄せるボーイフレンドが現れ、少しずつ明るさを取り戻していく妹。

映画の中で特に光っていたのはこの妹役のテイラー・ラッセル。傷つきやすく、少しずつ大人の階段を上っている姿が微笑ましく、みずみずしい演技には将来性を感じさせてくれました。次の出演作が楽しみな女優さんです。

画面構成も、ハイビジョン。ノーマル。ワイドサイズと変わっていく試みも面白く、実験的な要素も多く感じましたね!

最近、かなりインパクトを感じたミッド・サマーという話題作で知った、『Aー24』スタジオの制作。

音楽。アート。ファッションなど様々なファンを作っている中での意欲的な青春映画でした。

スマホメールの画面の使い方などいかにも今を感じさせる映画。常に時代を感じていくためにも映画の刺激って必要ですよね!

すごい!っと称賛する声もありますが、つまらない、後味悪いなどの評も。でもそれも新しさの証拠では?とわたしは考えます。

⭐️⭐️⭐️爽やかで気持ちのいい青春映画とはいきませんが、映画好きならみておいて損はないと思います!もう少し短くできたのでは。ということで星三つに。